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| 人力発電所ソロモン 〜風力・地熱・原子力〜 |
竜飛ウインドパーク（青森）
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| 津軽半島の北の果て、竜飛崎は年平均風速が１０メートルに達する強風地帯だ。その日は、いつにもまして強い風が海から吹きつけていた。 高さ３０メートル、プロペラの直径２８〜２９メートルという、白い巨大な風力発電機が海に向かって散在している。どんよりと曇った空・鉛色の荒れた海をバックにしたその白さが美しい。大きな３枚羽根のプロペラが、ヴュインヴュインと鈍いうなりをあげて回っている。夕闇の中、ライトアップされたさまは、現代彫刻のモビールのようだ。 新世紀エヴァンゲリオン劇場版に登場した、空から舞い降りてくる翼のある白い使徒たちの姿が想起される。 竹内結子が主演した映画「イノセント・ワールド」のロケは、ここ竜飛崎でおこなわれたのだが、映画の中でも、この発電機がどこか不気味で近未来的な雰囲気を漂わせていた。（ｂｙテツ） |